生前贈与の注意点
◆生前贈与とは、文字通り、被相続人が死亡する前に、自分の財産を人に分け与えてしまう行為です。各個人の財産は、各個人の意思によって自由に処分できるのが原則です。相続財産の処分は通常二つの方法で行われます。一つは、生前贈与で、一つは遺言(遺贈)です。
◆ところで、生前贈与の際の注意点にはどのようなことがあるでしょうか?1.贈与税と相続税の節税額の分岐点を確認しておくこと2.遺産分割のトラブルとならないように注意すること 3.贈与契約書を作成し公証人役場で確定日付を取っておくこと 4.相続開始前3年以内の相続人に対する贈与は相続財産として加算されることを確認。以上の4点です。
◆生前贈与を活用した節税対策には、110万円の基礎控除を最大限利用することのほかに、配偶者控除を利用する方法があります。条件は、婚姻期間20年以上の配偶者からの贈与であることと、居住用不動産または、居住用不動産を取得するための金銭の贈与であることです。2000万円まで課税価格から控除できます。
◆相続税にも税金のかからない基礎控除や、配偶者税額軽減など様々な優遇措置があるため、資産家でもない限りは、被相続人が死亡したことによって納めることになる相続税は発生しないのが現実です。よって、生前贈与が節税になるかは、よく検討することが必要です。